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抗アレルギー薬内服時の注意事項

抗アレルギー薬を内服する機会はまあまああるのではないでしょうか。

いわゆる抗ヒスタミン薬と言われるお薬です。(ポラ◯ミン、ア◯グラ、クラ◯チン、など)

花粉症の時、風邪症状がある時に内服されることが多いです。

さらに、総合感冒薬にも含まれています。

このお薬、大きく2つ注意事項があります。

(1)眠気

現在は眠気の出にくいお薬も販売されています。眠気のでる種類の抗ヒスタミン薬を内服中は運転に注意しましょう。

内服中に運転をして交通事故となった場合、内服したことが問われる可能性があると言われています。

(2)汗が止まる(減る)

抗ヒスタミン薬は発汗を抑制します。(体の体液分泌を抑制します)すなわち汗が減少します。

で?と言う感じかと思われますが、これが大きな問題です。汗は体温調節に大事です。汗が蒸発するときに体温を下げるのです。

→すなわち「抗ヒスタミン薬内服は体温調節機能が低下する」のです。


特に、お子様で多いのですが、鼻水を止めるために内服した抗ヒスタミン薬で汗が減少します。風邪をひいているから、熱があるからと、布団を被せて温かくして寝かせる。熱がこもり、ぐったり、、、、です。

私は、救急外来で患者さんの両親が抗ヒスタミン薬処方を希望するとき、「体温調節に重要な汗を止めてしまうお薬なので、本人が自分で体温調節しにくくなります。その代わりお母さんお父さんに体温調節をお願いすることになりますので、衣服の調整やお布団の調整をこまめにしてください。抗ヒスタミン薬を内服しないのであれば、そのような調整をご両親が行うことは通常通りで大丈夫です」とお話します。

このような説明をすると、一定数のご両親は「鼻水垂らしておきます」と処方希望を取り下げます。

抗ヒスタミン薬の内服や処方を否定するわけではありません。「内服する時は、汗を止める作用があるので、体温調節に注意してください」と申し上げているだけです。


大人でも、熱中症が多い時期の抗ヒスタミン薬の内服は要注意です。理由は同じで、「体温調節機能のある汗を止める薬剤だから」です。


抗アレルギー薬、正しく使えばとても有用ですので正しく使ってください。

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