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救急医、感染症医、総合医の存在価値

病院で医療を進める時に度々話題になる話題を1つ。

「救急専門医、感染症専門医、総合内科専門医は病院に必要か?」です。

彼らに共通するのは、「特別な薬を使わない。特別な処置を(ほとんど)しない。」という点です。

わかりやすく感染症専門医を例にお話ししましょう。例えば感染症内科医が処方する抗生物質は医師や歯科医師であれば誰でも処方することが可能です。感染症専門医でないと処方できない抗生物質は存在しません。(小生の知る限り)

ですから感染症専門医は不要ではないかとされてしまうのです。

しかし、感染症専門医は病院でとても重要な役割があります。

・病院内の感染管理:院内感染に対する対策、モニタリングなど

・各医療圏における感染症の動向把握に基づく対策作成

・多剤耐性菌による感染症患者様の治療

・抗生物質の適正使用:選択、変更、中止するタイミングなどの決断。

これらの役割はとても重要です。しかし、上記存在価値は病院運営において金銭的なインパクトを算出困難であり、時に医療者以外からは想像もできない役割であり、「病院にとって特別必要ではない存在」と判断されてしまうことがあります。


救急専門医、感染症専門医、総合内科専門医は地味極まりなく、短期では成果を示しにくい存在ですが、病院に一定期間存在すると、「便利だよね、大事だよね」となってきます。

皆様も是非彼らに(僕らに)温かく接してくださると嬉しいです。(笑)

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