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【6月5日講演一部先行公開】熱中症の予防策。産業医が教える「入れる」か「抑える」かを意識しましょう

「熱中症対策」と聞くと、あれもこれもと色々なグッズやルールを思い浮かべて難しく考えてしまいがちです。

しかし、なぜ人は熱中症になってしまうのでしょうか? 普通の生活やいつも通りの仕事をしていても、誰にでもリスクは潜んでいます。その原因を一言で表すなら、これに尽きます。

「自分の想定(思っている予定飲水量)よりも、実際の汗の量が多いから」

原因がこれだけであるならば、私たちが取るべき予防アプローチも、実は次の2種類しかありません。

これから行う対策が「どちらにアプローチしているのか」を意識するだけで、現場の熱中症対策は劇的にわかりやすく、実践しやすくなります。

アプローチ①:「入れる量(飲水量・塩分量)」を増やす

1つ目は、出ていってしまう汗の量に合わせて、体の中に「入れる量」を増やす王道の対策です。

人間の体は、自分が「これくらい飲んでおけば大丈夫だろう」と思っている以上に、気づかないところで汗(不感蒸泄を含む)をかいています。その「想定外のロス」を埋めるためのアプローチです。


アプローチ②:「出る量(汗の量)」を抑える

2つ目は、体から失われる水分や塩分の量そのものを「抑える」という、環境へのアプローチです。

「たくさん汗をかくから、たくさん飲め」という力技ではなく、体に無駄な汗をかかせない環境をつくることで、体内のタンクが枯渇するスピードそのものを遅らせます。

  • 具体的な対策の例

    • 空調服(ファン付き作業着)を着用して衣服内の環境を変え、発汗を抑制する

    • 日よけパラソルや遮熱サンシェードを設置して、直射日光(輻射熱)を遮る

まとめ:今取り組んでいる対策は「どっち?」

熱中症対策で迷走してしまう現場は、「とりあえず良さそうだから」と目的が曖昧なままグッズを導入しがちです。

しかし、熱中症予防の方程式はいたってシンプルです。

  • 足りない分を「入れる(増やす)」のか

  • 出ていく分を「抑える(減らす)」のか

「今週から導入するこのルールは、入れる量を増やすため」「このグッズは、出る汗を抑えるため」と、目的を2択でハッキリ意識させることで、現場のメンバーの納得感と行動は大きく変わります。

今年の夏は、この「2つのアプローチ」を頭の整理棚にして、シンプルで本当に効果のある熱中症対策を組み立てていきましょう!


熱中症予防は、失う汗を補う行為と汗を少なくする行為を意識しましょう。
熱中症予防は、失う汗を補う行為と汗を少なくする行為を意識しましょう。

【告知】6月5日の講演で、具体的な「充電術」を伝授します

「何を、いつ、どれくらい飲めば、効率よく充電できるのか?」

当日の講演では、この比喩をさらに深掘りして、現場ですぐに使える熱中症対策をお伝えします。

  • 日時: 2026年6月5日(金)14:00〜16:00(受付13:30〜

  • 場所:おかやま西川原プラザ 大会議場B・ギャラリー 定員120名(増枠)

  • 主催:岡山労働局・労働基準監督署

  • 共催:岡山県労働基準協会、岡山産業保健総合支援センター

  • 内容: 熱中症「おせっかい」のすすめ

    ~人事労務が踏み込むべき、一歩先の現場管理~

本格的な夏が来る前に、正しい知識という「装備」を整えましょう。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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