会社健康診断の結果が「2通」届くのはなぜ?――クリニックと産業医、判定の違いを解説!
- toshotta
- 3月29日
- 読了時間: 3分
せっかく受けた健康診断。「健診センターから結果が届いたのに、後から会社(産業医)からも判定が届いた……」という経験はありませんか?
「同じ内容なのに、なんで2回も来るの?」「どっちを見ればいいの?」と不思議に思う方も多いはず。実は、この2通には**「全く別の役割」**があるんです。
今回は、意外と知られていない**「産業医の判定」の正体**について、分かりやすくお話しします。

1通目:健診クリニックの判定
【テーマ:あなたの「体」に異常はないか?】
まず届く1通目は、検査を行ったクリニックからの報告書です。ここでは**「医学的な数値」**が主役になります。
チェック内容: 血液検査やレントゲンで、基準値から外れていないか?
アドバイス: 「血圧が高いです」「肝臓の数値が心配です」
ゴール: 病気の早期発見。必要なら「再検査を受けてください」と促すこと。
いわば、**「今のあなたの体、どこか故障していませんか?」**をチェックするのがクリニックの役割です。
2通目:産業医の判定
【テーマ:その体で「仕事」をしても大丈夫か?】
後から届く(あるいは会社から通知される)のが、産業医による判定です。ここで産業医が見ているのは、実は「病気があるかないか」ではありません。
チェック内容: 今の体調で、「通常通りに働けるか?」
判断の基準: 「残業をしても体に障らないか?」「今の業務を続けて倒れる危険はないか?」
ゴール: 安全に働き続けられる環境を守ること。
産業医の仕事は、極論を言えば**「働けるかどうかの仕分け」**です。 例えば、少し血圧が高くても、「今の仕事内容なら、薬を飲みながら通常通り働いて大丈夫」と判断すれば、判定は「通常勤務可」となります。
なぜ、わざわざ2通に分かれるの?
役割をひと言でまとめると、こうなります。
クリニック: 「体に異常があります(Medical Check)」
産業医: 「その体調で、今の仕事をしてOKです(Job Fitness Check)」
見ている角度が違うからこそ、通知が2回に分かれるのです。
もちろん、企業様のご要望によっては産業医がもっと踏み込んだアドバイスを書くこともありますが、基本的には**「あなたの体と仕事の相性」をプロの目で確認している**のが2通目の正体です。
まとめ:2通の通知は「二重の安心」
「また通知が来た……」と面倒に思わず、こう考えてみてください。
まず、クリニックが**「体の異常」**を見つけてくれる。
次に、産業医が**「今の働き方で無理がないか」**を確認してくれる。
この二段構えで、皆さんの健康と仕事の両立が守られています。
もし2通目の判定で気になることがあれば、それは「今の働き方を見直すチャンス」かもしれません。そんな時は、いつでも気軽に産業医に相談してくださいね。


