【6月5日講演一部先行公開】飲料選びの科学・コーヒーが熱中症対策に向かない、シンプルな理由
- toshotta
- 5月19日
- 読了時間: 3分
こんにちは。救急専門医・産業医です。 熱中症対策において、何を飲むかは「給電効率」に直結します。 今回は、カフェインと利尿作用の科学的な関係について解説します。
1. カフェイン飲料(NG):バッテリーを漏れさせる
コーヒーやエナジードリンクなど、高濃度のカフェインを含む飲料は、熱中症対策には不向きです。
強烈な利尿作用:カフェインは腎臓を刺激し、尿の生成を促します。
脱水の促進:せっかく水分を摂っても、それ以上の水分を尿として体外に排出してしまう危険があります。
結論:これらは「水分補給」ではなく「嗜好品」として考えましょう。
2. お茶(少しならOK):バランスを見極める
「お茶はダメですか?」という質問をよく受けますが、結論から言えば問題ありません。
低いカフェイン含有量:コーヒーに比べればカフェイン量は少なく、利尿作用もそれほど強くありません。
水分補給の効果:通常の摂取量であれば、水分補給としての役割を十分に果たします。
注意点:ただし、これだけで大量の汗をカバーしようとせず、適量を守りましょう。
3. 推奨(水分+塩分):理想の「一体充電」
最も効率的なのは、やはり水分と塩分(電解質)をセットで摂ることです。
体の保持能力:塩分と一緒に摂ることで、水分が尿として出にくくなり、体内にしっかり保持されます。
急速充電:小腸での吸収スピードが上がり、素早く体のバッテリーを回復させます。
産業医の結論:科学的根拠で「給電」を!
飲み物を選ぶ際は、以下の優先順位を意識してください。
ベスト:経口補水液(水分+塩分のセット)
ベター:水やお茶(カフェイン少なめ)、スポーツドリンクは1日1本目安
避ける:コーヒー・エナジードリンク(高カフェイン)
6月5日の講演では、これら飲料の具体的な「組み合わせ方」についても詳しくお話しします。 正しい知識で、効率よく体を充電しましょう!

【告知】6月5日の講演で、具体的な「充電術」を伝授します
「何を、いつ、どれくらい飲めば、効率よく充電できるのか?」
当日の講演では、この比喩をさらに深掘りして、現場ですぐに使える熱中症対策をお伝えします。
日時: 2026年6月5日(金)14:00〜16:00(受付13:30〜
場所:おかやま西川原プラザ 大会議場B・ギャラリー 定員120名(増枠)
主催:岡山労働局・労働基準監督署
共催:岡山県労働基準協会、岡山産業保健総合支援センター
内容: 熱中症「おせっかい」のすすめ
~人事労務が踏み込むべき、一歩先の現場管理~
本格的な夏が来る前に、正しい知識という「装備」を整えましょう。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。


