【6月5日講演一部先行公開】その「薬」や「習慣」が、熱中症の引き金になる?
- toshotta
- 5月30日
- 読了時間: 2分
こんにちは。救急専門医・産業医です。 熱中症対策といえば「水分補給」や「冷却」が思い浮かびますが、実は**「前日からの準備」**ですでに勝負は決まっていることがあります。
今回は、医学的に認められている意外なリスクファクター(危険因子)を整理します。
1. 前日のアルコール(深酒)
「昨夜飲んだから、今日は暑さがこたえる」……それは気のせいではありません。 アルコールの利尿作用により、翌朝の時点で体はすでに**「隠れ脱水」**状態にあります。バッテリー残量が最初から少ない状態で炎天下に出るのは非常に危険です。
2. 日常的に飲んでいる「薬」の影響
実は、以下の薬には体温調節機能や発汗を妨げる副作用があるものがあります。
感冒薬(風邪薬)や抗アレルギー薬:鼻水を抑える成分などが、同時に「汗を止める」作用を及ぼし、体熱を逃がしにくくすることがあります。
NSAIDs(痛み止め)
精神科薬・睡眠薬
3. 「体調管理」も立派な予防策
これらのリスクファクターを理解し、できるだけ排除することも重要な熱中症予防です。
深酒を控える:作業前日の飲酒は適量に。
薬の把握:自分が飲んでいる薬が熱中症リスクを高めないか、主治医や薬剤師に確認しておく。
「無理」の基準を下げる:これらの因子に当てはまる日は、いつも以上にこまめな休憩と給電(水分・塩分補給)を徹底する。
産業医からのアドバイス
熱中症は、環境だけでなく**「個人の条件」**が重なった時に発症します。 「いつもと同じ暑さ」でも、あなたの体のコンディションが違えば、結果は変わります。
6月5日の講演では、現場の管理者が知っておくべき「作業員の体調チェックポイント」についても詳しくお伝えします。
「水分を摂る」前の段階から、予防は始まっています!

【告知】6月5日の講演で、具体的な「充電術」を伝授します
「何を、いつ、どれくらい飲めば、効率よく充電できるのか?」
当日の講演では、この比喩をさらに深掘りして、現場ですぐに使える熱中症対策をお伝えします。
日時: 2026年6月5日(金)14:00〜16:00(受付13:30〜
場所:おかやま西川原プラザ 大会議場B・ギャラリー 定員120名(増枠)
主催:岡山労働局・労働基準監督署
共催:岡山県労働基準協会、岡山産業保健総合支援センター
内容: 熱中症「おせっかい」のすすめ
~人事労務が踏み込むべき、一歩先の現場管理~
本格的な夏が来る前に、正しい知識という「装備」を整えましょう。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。


